本書を読んで重要施行を実践しました。
◇テーマ
大型結婚式場でサブチャペル挙式の受注を強化することにより、
◇状況
2チャペル6バンケットを持つ大型結婚式場。
荘厳なメインチャペルが最大の売りだが、メインチャペルにばかり予約が偏り、サブチャペルはほとんど稼働していない。また、メインチャペルの予約枠に空きがないことから、バンケットの稼働率までも落ちてしまっている。
※チャペルとバンケットはセットで予約される。
予約枠は、チャペルは1日6枠×2箇所、バンケットは12枠。
現状はメインチャペルのみ6枠全てが毎週末予約がうまっており、
バンケットはメインチャペルとセットで予約された6枠はうまっているが、
残り6枠はメインチャペルに空きがないため予約が入らない。
メインチャペルの収容人数は最大80名、サブチャペルは30名。
サブチャペルでの挙式受注を増やし、バンケットの稼働率を上げたい。
◇DMU
少人数結婚式を検討しているカップル
└理由:サブチャペルの収容人数が最大30名であること。
現状は全体の2割以下だが、時勢柄、少人数での結婚式を検討するカップルが
増えていることも鑑み、強化したいターゲット層。
◇重み
料理プランが充実していること
└理由:少人数結婚式を検討するカップルが重視するポイントは、料理40%、価格30%、立地10%、 チャペル10%、バンケット10%とのアンケート結果があるため。
※(参考)大人数結婚式を検討するカップルの場合
料理10%、価格20%、立地10%、チャペル30%、バンケット30%
◇差(施策)
WEB集客媒体を料理訴求へ変更、試食付きフェアを開催。
少人数プラン(サブチャペル×オリジナル料理)の作成。
└理由:30名以下の人数帯で結婚式を希望するカップルの集客増加を狙う。
大人数帯での結婚式を検討するカップルの主な流入経路は結婚情報誌だが、
少人数帯を希望する層はWEBからの流入が主のため。
◇成果
30名以下の人数帯で結婚式を希望するカップルの集客が、前月比150%。
月平均40組のところ、60組の集客に成功。
事業所平均成約率が約50%のため、少人数帯結婚式の受注が10組増加。
全組サブチャペルでの受注となったため、バンケット稼働率上昇に寄与。