やめるな外科医

 

・外科医3年目はイメージしていた3年目よりもだいぶ「できる」印象

 └大腸がん執刀している、ラパコレ・アッペは独り立ちしている

 ※病院の規模や体制、症例数によりそう(作中では外科医4番手)

 →何を何件くらい執刀しているかで習熟度がはかれる

 

・書類仕事

 └保険会社の書類が患者一人につき複数ある(患者が入っている保険による)
 └保険診療のための病名(診療報酬算定のため) 患者ひとりに10こ程度つける
  dpc 術式にあてはめて書くのに最低5分かかる

 └紹介状の返書作成、検査結果も添付
 これらのために土日に休日出勤して書く、平日は時間とれない

 

・結紮

 糸結びで医療事故が起きることもある

 

 

逃げるな新人外科医

医師の感覚について理解できたこと

・初期研修医のローテーションについて

・後期研修1年目が手術中にやること→カメラ持ち、縫合と切開

・病棟管理の内容

・カンファレンスの内容

・手術の意味(治らなくても予後を良くするためにがんをとる)

・外来化学療法

・異動が少ないと他病院の機能、役割、働き方などの知識に乏しい

 

外科医の腕は何で決まるのか ~がん手術のすべてがわかる~

・肝胆膵手術の難易度

 消化管よりも難易度が高い、症例数を積める環境が必要

 

・手術への麻酔科医の関り

 肝胆膵手術だと2~3名程度、輸血も行う

 

・外科医にとっての合併症

 合併症を引き起こした場合、抗がん剤治療の機会を失する可能性がある

 

・術前説明にかける時間

 大きな手術だと1時間程度

 

・病院実績ランキングはあてにならない

 自己申告であり、必ずしも実績と一致していない場合がある

 

 

泣くな研修医

本書を読んで得られたこと

└知識として持っていた情報が感覚を伴って捉えられるようになった。

 

・夜間救急でとった患者を誰が診るのか

 入院させた医師が担当する仕組みだと専門以外も診なければならない、

 明けの日も夜まで帰れない

 

・検査のしやすさ

 オーダーの仕方、緊急時にスムーズに受けてもらえるか

 

・カンファの意義、内容

 若手のみでの症例検討と、上級医含めての治療方針決定

 

・救急外来

 診断、治療ではなく致死的な疾患を取り除く

 

・執刀医の決定方法

 結局は上級医が任せてもいいと思うかどうか(?)

 

・研修医の業務(初期研修開始前の設定)

 

コメディカルとの関わり

 看護師との申し送り、関係性構築のためのコミュニケーション

 

・上級医との関わり