BCG流病院経営

本書を読んで重要と感じた点をメモします。

 

 


医療機関の経営状況
DPC導入により苦戦
プラス改定により増益
消費税増税により収益低下

今後も診療報酬が引き上げられることは考えにくい

└2025年 医療費60兆円、うち公費21兆円
(2018年からの増加分7.4兆、増税分でも5兆しか補填されない)
※介護含まず

方針
病床数の適正化
20万床(1000病院)が過剰になる
急性期を減らして回復期を増やす
医療費の自治体ごとの管理



VBHCの実現
これまでの有効性と安全性から、費用対効果の最大化へ
背景:有効&安全なら、高額かつ20%の人にしか効かない薬でも良いのか?
   かといって削減するだけではなく、効果最大化へ

諸外国の取り組み
1アウトカムデータの可視化
・症例のデータベース化(DPCやNCDのとうな)
・特定の症例を一か所の医療機関へ集中させる

2分業推進
ネットワークで医師派遣や患者の受け入れを行う

ステークホルダーの利害一致


③障壁
・総合病院の乱立
・地域連携
・職種連携
・組織横断的な目標欠如

 

7割の医療機関が赤字
400床未満が特に厳しい

自治体病院の黒字は9.7%
交付金に頼りきりの病院も多い
異動で長期的視点が育ちにくい

黒字化のために
病床利用率を上げる、
在院日数の最適化

人員数削減、給与削減、設備投資控える